障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和元年10月10日（木）

会場：盛岡駅南口

レポート：

  超大型台風19号の接近する中、不安を抱えているところでしたが、10月9日（水）17時ごろに大会本部から7競技について中止が発表されました。本県に関わる競技は水泳とフットベースボールでした。そして、迎えた出発日の10月10日（木）朝にボウリング、アーチェリーの中止が発表され、この時点で中止となった競技は茨城に向かわずに盛岡駅で解散するということにしました。

  そのような状況で先行き不透明でしたが、出発式を行いました。盛岡駅を出発したのは、まだ実施予定である陸上、卓球、フライングディスク、バレーボール（知的）の選手団です。しかし、上野駅に到着後、卓球競技の中止の連絡が入り、続いて15時すぎに全競技中止の連絡が入りました。急遽、卓球、フライングディスク、バレーボールの選手団は新幹線の乗車変更手続きにより、盛岡に戻ることにしました。しかし、陸上競技選手団は、人数が多く、また、沿岸から参加の選手は盛岡に戻っても送迎手段の確保が困難であること。そして、一番の理由は度重ねる変更に選手もスタッフも疲労の色を見せていたことから、そのまま茨城に向かい、1泊して翌日に盛岡に戻ることにしました。明日の午前に移動できれば、台風の影響もない状況でした。

  なお、その日の19時より茨城県庁にて中止決定の経緯説明を受けました。説明会では、今後、台風等、自然災害における対応マニュアルを作成する必要があるとの声も出ましたが、一番は選手にとっては残念な結果でした。また、2016年には希望郷いわて大会を開催した岩手県民にとっては、数年間に渡り準備を重ねてきた茨城の関係者の心中を察すると何とも言えない思いでした。県庁の皆さんから申し訳ありませんと何度も何度も言われる度につらい気持ちになりました。自然災害には誰も勝てませんし、刻刻と状況が変わり、難しい判断を迫られる中、最善の対応をしていただいた茨城県の皆様の労をねぎらいたいと思いました。何とか大会を開催させてあげたかったです。以下、出発式の画像です。このときまでは気合十分でしたが・・・