活動報告(レポート)
2019年度障がい者スポーツ特別研修会を開催しました
2020-01-26
残念ながら東京おりんおいく
期日:令和2年1月26日(日)
会場:ふれあいランド岩手(盛岡市)
レポート:※新型コロナウイルスの感染拡大前の表現になっておりますのでご了承願います。
2020年を迎え、いよいよ東京オリパラの開催年となりました。この機会をメダル数だけではなく、国民の健康や生きがいづくりにつなげるには、どのような取組みが必要になるでしょうか。今回は、「教育」「メディア」「政治」の視点からそれぞれの価値観にテーマを絞りながら考えることにより、今後の取組みの方向性のヒントを示していきたいと考えました。そして当事者を含め、多くの方々が日本で開催されるパラリンピックに注目するような動きを作りたいと思います。
当日は以下の4名のゲストをお招きして基調講演とパネルディスカッションを開催しました。詳細については、会報第11号で3ページに渡り特集記事を掲載しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
基調講演講師
氏名:星加 良司(ほしか りょうじ) 氏
テーマ:「パラリンピックと教育~障害という切り口を通して社会を見る」
所属等:東京大学 大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 准教授
プロフィール:2017年現職。1975年、愛媛県生まれ。5歳の時に全盲となるが、小・中・高ともに普通学校に通う。国・自他地帯の障害施策関連の委員を多数務めるほか、障害や多様性に関する先端的な知の社会還元を進める観点から、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会との共同プロジェクト「心のバリアフリー教育の講師養成講座」等を展開している。
パネリスト1
氏名:山田 潔(やまだ きよし) 氏
テーマ:「パラリンピックと報道~障害当事者の声からメディアのあり方を考える」
所属等:NHK放送文化研究所メディア研究部 研究主幹
プロフィール:1983年NHK入局。著作権部・法務部など法務関係の業務を経て、2012年から現職。1歳で罹ったポリオの後遺症による両下肢障害の当事者として、2016年度から障害者スポーツと放送文化の研究に取り組む。
パネリスト2
氏名:横澤 高徳(よこさわ たかのり) 氏
テーマ:「パラリンピックと政治~強くやさしい日本を岩手から作ろう」
所属等:参議院議員(バンクーバーパラリンピック冬季大会日本代表)
プロフィール:1972年矢巾町生まれ。1995年モトクロス国際A級ライセンス取得、全日本モトクロス選手権参戦。1997年、練習中の事故により脊髄損傷し、車いす生活となる。2010年バンクーバーパラリンピック日本代表。2019年7月参議院選岩手選挙区に野党統一候補として立候補し、当選。パラリンピック選手として初めての国会議員となる。
ファシリテーター
氏名:橋本 大佑(はしもと だいすけ) 氏
所属等:一般社団法人コ・イノベーション研究所 代表理事
パネルディスカッションテーマ:「パラリンピックの役割~共生社会の実現や社会的課題の解決に向けて」
プロフィール:筑波大学卒業後、単身ドイツへ。車いすスポーツを通した障害児・者へのスポーツ導入法を学ぶ。2009年に帰国後、国内において障がい者スポーツ導入指導における開発・普及に取り組む。ドイツで師事したホルスト・ストローケンデル先生の理念を実現するために法人設立。今回はパネルディスカッションのファシリテーターを務める。