障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和2年9月5日（土）

会場：ふれあいランド岩手

レポート：

  コロナ禍における障がい者のスポーツ活動は大きな制限を受けてきた。特に卓球バレーは1つの卓球台を12名で共有して行う競技であり、3蜜を避けることが難しい種目とされている。また、高齢者の参加率が高く、基礎疾患保有者が多いと想定されるため、活動再開については慎重に判断を進めている。そのような中、10月18日には毎年恒例となっている岩手県卓球バレー交流大会の開催を控えていることから、今回、卓球バレー活動時の感染対策の検証を行う機会として本事業を位置づけ実施した。

  当日は、卓球バレーチーム、障がい者団体、スポーツ推進委員に加え、富士大学女子バスケットボール部も加わり、約70名が参加。会場を2つに分けてふれあいホールで卓球バレー、研修室ではボッチャを実施。卓球バレーでは、参加者を7チームに分け、さらに4チームと3チームのリーグ戦形式で行った。久しぶりの本格的な試合に多いに盛り上がった。しかし、感染症対策から声をあまり発しないようにお願い出ざるを得ない状況であり、少々気の毒であった。ボッチャ会場でもミニコートでボッチャの最大の魅力であるチーム戦略を練りながら楽しんでいるようだった。

  今回、富士大学の金先生のご配慮により、女子バスケ部に参加していただいた。学生チームも多いに盛り上がっていた。若いパワーは周囲を明るく包み込んでくれます。このように様々な年代で性別、障がいを問わず楽しめる卓球バレーの魅力をあらためて感じる1日となった。