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一般社団法人岩手県障がい者スポーツ協会
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岩手県盛岡市三本柳8-1-3
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FAX.019-637-7626

 
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活動報告(レポート)

リモート指導による車いすレーサー競技練習会を開催しました!

2020-11-15
期日:令和2年11月15日(日)
会場:日居城野陸上競技場(花巻市)
講師:千葉 祇暉(ちば まさあき) 氏/埼玉県在住
選手:小野寺 萌恵さん(盛岡となん支援学校)
レポート:
  コロナ禍により、ZOOMやTeamsといったアプリが注目され、様々な場面に活用されるようになった。今回のリモート練習もコロナ禍がなければ、少なくとも今年度は実施されなかったであろう。
  さて、今回、当協会では初めてリモートでの競技指導を行った。使用機器はスマホでアプリはZoomを使用した。対象は陸上競技に取組む小野寺萌恵選手。講師は千葉 祇暉 氏である。千葉さんは、元パラリンピック選手で数々の国内外の競技大会において活躍されたすごい方である。でも千葉さんのすごさはこれだけではない。指導者として様々な障がい程度に応じて、さらには選手の性格も含めた特徴に合わせたプログラムを提供できることである。1つの指導を行ったときの選手の反応を確認しながら適切な言葉がけ、スモールステップの指導を組み立てていく。このあたり、指導者のための研修にも取り入れたいところである。
  小野寺選手であるが、岩手県が購入した新しいレーサーを使用。座位やポジションの確認、基本的かつ効果的なストローク。リムを握る位置、力の入れ方からタイミング等、キメ細かく指導を受けた。その効果はすぐに表れ、指導を受けた後の10mダッシュのタイムがかなり向上していた。また、小野寺選手は、本日の練習後に行われた北海道・東北パラ陸上選手権でT34/100mで21秒75の大会新記録を残すことができた。まだ16歳。これから記録を伸ばし、パリを目指してもらいたい。
  今回導入したリモート指導は、十分に効果があると感じた。スマホを活用することで千葉さんのリクエストに応じながらカメラを動かすことができる。また、選手と指導者のコミュニケーションも問題ない。千葉さんに岩手まで足を運んでいただくのは、年間通しても数回が限界であるが、リモート講習であれば確実に指導機会は増やせるであろう。指導者不足の現状に対して新たな光明となるのかもしれない。

























































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