障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和2年11月21日（土）～23日（月）

会場：陸前高田市総合交流センター（夢アリーナたかた）

レポート：

  本講習会は、岩手県委託事業として例年、盛岡市で7月頃に開催している。今年度、2回目の実施となる同講習会は、沿岸地区では初めての開催であり、地域における障がい者スポーツ振興は、指導者養成が重要と考える岩手県当局の方針によるものである。

  さて、まずは会場選定から行った。初開催であるため、受講ニーズは読めない部分があり、積極的に障がい者スポーツに取組んでいる気仙地域とすることにした。同地域には総合型りくぜんたかた、大船渡市スポーツ推進委員協議会、大船渡市体育協会の他、これまでにも事業連携している団体がある。また、最近受講者が減少している福祉関係者も社会福祉法人大洋会を中心にスポーツへの関心度が高い地域と考えた。以上が会場選定の理由である。

  しかし、コロナ禍の影響で受講者数は伸びなかった。また、医療・リハビリ施設を含め福祉系職員は、所属先より受講を控える旨の打診をされるなど、直前での申込キャンセルもあったが、最終的には6名の受講希望があり、無事に講習会を行うこととなった。

  受講にあたり感染症対策として、事前及び当日の体調チェック、会場からは毎日、名簿の提出を求められた。講習会場の入口2か所は開放し、サーキュレーターで換気にも配慮した。また、一部の講義はZoomによるリモートで行った。

  講習内容は、日本障がい者スポーツ協会から示された基準カリキュラムに基づき実施するが、できるだけ座学による知識の暗記はさけたいと考える。よって、現場での指導経験の豊富な方々を講師として依頼している。受講者は、障がい者スポーツの意義・理念・指導上の留意点・工夫、障がいの理解、スポーツインテグリティ、リスクマネジメント等の科目を非常に高いモチベーションを持ちながら学んでいた。是非、資格取得後も様々な活動に参加いただければ幸いである。このような状況下において受講していただいた皆様、また、受講を承諾した所属先、素晴らしい講義を展開していただいた講師の皆様、そして会場となった夢アリーナたかたのご配慮に感謝を申し上げたい。本当にありがとうございました。