障がい者スポーツ情報サイト

期日：以下、4日間で開催

令和2年12月26日（土）～27日（日）

令和3年1月9日（土）～10日（日）

会場：ふれあいランド岩手

レポート：

  日本障がい者スポーツ協会公認の中級指導者講習は、①初級指導者を対象、②日本スポーツ協会公認スポーツ指導者対象、③理学療法士対象の3つの区分で実施され、それぞれカリキュラムと時間数が異なる。今回は、日本障がい者スポーツ協会からの委託事業として理学療法士（以下、「PT」という）を対象とした中級講習会を実施した。

  本講習会は、岩手県理学療法士会からの要望があり、受託し、今回で3度目の開催である。理学療法士は、医療機関に従事している方がほとんどであり、新型コロナウイルスの発生状況が懸念されるところである。本県の感染者は7月末より出始め、その後、大きな発生数はない状態が続いていた。しかし、11月より急激に増え、盛岡市内の医療機関では大規模なクラスターが発生した。その結果、今回の講習会も影響を受け、県内のPTの参加はゼロとなってしまった。このまま受講者が集まらなければ中止も考えたのだが、県外からの受講希望があったため、予定通り実施した。受講者は、千葉県から2名、神奈川県から3名の計5名であった。いずれも所属は医療福祉系であり、よく職場からの受講許可をいただけたものと思う。

  例年、受講者の障がい者スポーツへの貢献に対する意識の高さを感じている。今回も同様で、講師からの質問には積極的に参加していた。受講内容は、PTの皆さんが関心の引くことと、その後の活動意欲につながるよう毎回講師と内容調整をしている。特に車いすのスポーツ実習等はPTにとっても貴重な経験になったのではないかと思う。受講者の皆さんが、それぞれの登録地区においてPTの専門知識を活かしながら障がい者スポーツ指導員として活躍することを期待したいと思う。