障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和4年3月5日（土）～6日（日）

会場：安比高原スキー場

レポート：

  冬のスポーツといえばスキーである（古い人間にとっては）。冬は寒いし、雪が降るし、車いすで出かるのも大変で家にこもりがちになる方も多いであろう。でも、車いすからスキーに乗り換えてしまえば待っているのは、広大な自然の中で風を切り何とも言えないワクワク感がある。しかしながら現実的に見てスキーは障がいのある方々にとって参加ハードルの高い種目である。当協会では、様々な方々と協力しながらこの課題を解消して自然の素晴らしさやアウトドアスポーツの魅力を感じてもらうための取組みを継続的に実施している。

  さて、今回も2日間でのべ130名ほどの方々に参加いただいた。安全にスキーを楽しむためにはインストラクターは欠かせないが障がい者スキーの場合はスキーの基本技術に加え、特殊用具の使用方法や障がいに応じた指導方法が必要になる。そのため全国でも障がい者スキーのインストラクターは少ない。例年協力いただいている（公社）日本プロスキー教師協会（以下、SIAという）では障がい者スキー認定教師制度を設けて環境改善に取り組んでいる。今シーズンは日本財団の助成を受け、大幅に認定教師を増員したとのことである。今後の認定教師の活躍次第では、各スキー場において障がいのある方々がスキーを楽しむ姿が頻繁にみられるかもしれない。是非、そうなってもらいたいものである。