障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和5年10月9日（月）

会場：盛岡市立太田テニスコート

特別協賛：株式会社MAYAホールディングス

レポート：

  昨年に引き続き、株式会社MAYAホールディングス様からのご協賛をいただき開催しました。講師は仙台市よりカラフルズコーチの加藤和孝さんをお招きしました。加藤さんは日本車いすテニス協会の理事や国際車いすテニス大会「仙台オープン」のトーナメントディレクターなど要職を務めるとともに選手時代には数々の国内外の大会に出場経験のある名プレーヤーでもあります。県内の車いすテニス普及の歴史は古く、これまでに数名の選手を輩出していますが、近年は若手選手の育成が課題となっています。また岩手県テニス協会ではパラテニスアカデミーを主宰するなど、競技団体と協働しながらパラテニスの環境づくりに取り組んでいます。

  さて、今回は経験者や岩手大学の学生などを含め約15名が参加して車いすテニスを楽しみました。準備運動に続いて最初は車いすテニスに必要となるチェアワークの練習から入りました。その後、ラケットは使わずにボールをバウンドさせたキャッチボールなど導入の際のプログラムはとても参考になりました。ラケットを持ってからもチェアワークの難度を下げてフォアハンド・バックハンド練習。そしてチェアワークを組合わせたショット練習にスモールステップで組み立てていきます。このようなプログラムは指導者にとっても参考になるところです。参加者も徐々に慣れてきて、最後はゲーム形式の練習を行い楽しんでおりました。

  今後の普及を考えると是非この体験教室は定期的に開催していけたらと思います。また、県協会が実施するパラテニスアカデミーとの連動しながら、一人でも多くの皆さんにテニスを楽しんでいただきたいと思います。