障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和2年11月10日（火）

会場：釜石鵜住居復興スタジアム

レポート：

  釜石市では初めての開催となるグラウンドゴルフ交流大会であったが、真の目的は「復興スタジアムに行きたい！」であった。同スタジアムにおいてグラウンドゴルフが実施可能なものか、まずは、この点を確認するべく、釜石市に多目的利用実績について確認したところ、ラグビー・サッカー以外の利用はないとのこと。これはかなり苦戦するだろうと思われたのだが、釜石市の回答は、「是非ご利用ください！」とのとてもありがたいリアクションであった。おそらく、これは、市担当者のご尽力によるものであろう。

  さて、コロナ禍の影響で当協会イベントが後半にずれ込み（言い訳であるが）、準備は遅れ気味で使用許可をいただいたときには、開催日まで1カ月を切っていた。ここから、各団体にご案内したが、予想通り参加状況は思わしくなかった。

  しかし、実はもう1つの目的があった。震災の影響は大きい。まだまだ復興には時間がかかるであろう。どんな戦略があったとしても、今後の施設の維持管理は苦労することが予想される。そこで、平日の多目的利用を促進する目的でグラウンドゴルフを活用することである。参加者集めを各市町村のグラウンドゴルフ協会に切り替え、釜石近隣のグラウンドゴルフ協会に声をかけた。

  その結果、釜石市、大船渡市のグラウンドゴルフ協会の皆さんにご参加いただくこととなった。同日にあわびの口開けもあり、参加できなくなった方もいたが、最終的には50名近く集まって、盛り上がることができた。開催にあたり、釜石市当局をはじめ、スタジアムの皆さん、釜石市ならびに大船渡市のグラウンドゴルフ協会の皆さんの他、ご参加いただいた皆さんに感謝を申し上げます。

  今後、平日のグラウンドゴルフ利用が可能になれば、多くの高齢者・障がい者が日常的に足を運ぶことになるであろう。利用料金の問題も解決しなければならない。ここまで、勝手なことを書いてしまい、釜石市当局からクレームがあるかもしれないが、いずれにせよ私たちは今後も被災地の皆さんとつながりながら、情報共有・情報交換をしながら、歩んでいきたい。