障がい者スポーツ情報サイト

日時：平成29年8月8日（火）

会場：盛岡となん支援学校

レポート：

今回の研修会は盛岡となん支援学校の校内研修会として開催。体育科の佐藤慎二先生から「面白い種目があるから是非見に来てください！」とのお誘いがありお邪魔してきました。

ハンドサッカーは35年ほど前に東京の肢体不自由の支援学校で生まれました。車いすバスケットボールのようなパラ種目ではほとんどの生徒は参加できません。「ボールゲームがしたい！」という生徒の声を受け、「様々な障がいを持つ子供たちが一緒に楽しむためにはどうしたらいいのだろう。」「種目がないならみんなで作ってみよう！」といった熱い気持ちが込められた種目です。東京都では多くの学校で体育の授業として取り入れられ、研究授業も繰り返されているだけあって、「アダプティブな発想」の豊富さには目を見張ります。最近、話題となっている卓球バレーも発祥は大阪の肢体不自由の支援学校。同様に筋ジスの子どもたちに競技スポーツを楽しませたいという想いがあります。このあたり、とても似ているように思いました。卓球バレーとの大きな違いは、スペースを選手が移動していく点です。「躍動感」のある種目という表現が適切かと思います。あらたなユニバーサルスポーツと出会ったように思いました。肢体不自由や知的障がいの支援学校での体育にはもってこいの種目ではないでしょうか。また、将来的には障がい種別を問わず特別支援学校等での大会など開催されると面白いと思います。詳細は日本ハンドサッカー協会のホームページをご覧ください。機会を提供していただいた慎二先生はじめとなん支援学校の職員の皆さん、ありがとうございました！