障がい者スポーツ情報サイト

日時：令和4年1月30日（日）10:00～15:30

会場：ふれあいランド岩手

テーマ：障がいのある人とない人が共に作る共生社会～『障がい者運動』『文化・芸術』『スポーツ』の観点から

出演者：以下のとおり

ファシリテーター＆講師／橋本 大佑 氏（一般社団法人コ・イノベーション研究所代表理事）

⇒障がい者スポーツ普及における課題・実例紹介

講師：森田 かずよ 氏（俳優＆ダンサー・東京パラリンピック開会式出演）

⇒文化・芸術分野における障がい者リーダーの育成／東京2020パラリンピック開会式

講師：福田 彰 氏（戸山土曜会 代表）

⇒障がい者当事者団体が運営するスポーツを活用した自助グループについて

講師：中西 由起子 氏（アジア・ディスアビリティ・インスティテュート代表）

⇒障がい者の自立運動とスポーツ・文化活動

レポート：

  今回のテーマでの最重要ポイントは、『障害のある人もない人も、支え手側と受け手側に分かれることなく共に支え合う』である。これまで当協会では地域支援を目的に様々な事業を展開し、その効果は実感している。しかし、その後に地域が主体的に自主的に事業を展開しているかを問われると良い答えができない。なぜかを考えた時に私たちが実施している支援のあり方に問題があったのではないかと思う。簡単に言うと我々が努力してきた「手厚い支援」が地域にとっては「やってもらう」ということになり、自らが行動を起こすことへの支援につながらないという課題がある。この課題を解決するためには行政や関係団体との連携だけではなく、障がい当事者自らが行動することを促す取組みが必要となる。今回の講師の皆様からもたくさん貴重な情報をいただくことができた。今後はこれまで以上に当事者リーダー育成を含め、地域と同じ目線で継続的に持続的な取組みにつなげることをゴールしながら取り組む必要があると感じた。