障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和4年10月16日（日）

会場：ふれあいランド岩手

レポート：

卓球バレーは2016年希望郷いわて大会においてオープン競技として採用され、当時、東日本では初めての全国大会として開催された。本大会は、記念事業として2017年より10月のこの時期に実施している。ここ数年はコロナ過により参加チームが減少している。しかし、2年前より岩手リハビリテーション学院の理学療法学科40名ほどが4チームに分かれて参加し、大会に活気を与えていただいている。学生が参加するきっかけは当協会が体育の授業を担当することになったことがきっかけで本大会への参加は体育の授業の現場実習して位置付けている。学生にとっても生の現場で障がいのある方々とふれあい、勝負を楽しむ機会は貴重な経験となる。そして障がい当事者を含め参加チームにとっても若い世代との交流は大きな楽しみとなっている。また、運営スタッフを兼ねての参加であるため、こちらも学生パワーに助けられている。

さて、今回はチャレンジクラスに14チーム、わんこクラスに3チームの合計17チームが参加した。コロナ過前の大会規模に少しずつ近づいてきている。チャレンジクラスでは絶対王者である「アスレクトA」チームの安定した戦いぶりが際立っていた。また、2年前は1勝もできなかった岩リハチームが予選リーグを突破して決勝まで進むなど大健闘が光った。若い力も加わったことで本大会を通して多くの方が卓球バレーを通して年齢や性別、障がいの有無に関わらず楽しむことができるインクルーシブスポーツの素晴らしさを実感できる大会になったように思う。