障がい者スポーツ情報サイト

期日：令和5年9月2日（土）～3日（日）

会場：北上総合体育館

レポート：

   昨年に引き続き、北上青年会議所とのコラボ事業として実施することになりました。今年で北上青年会議所は創立60周年ということで今年は2日間に渡るプログラムの中に多数のゲストをお招きしての実施となりました。私たちはパラスポーツ体験のブースを担当させていただきました。

   当協会が実施する事業の目的の1つに地域におけるスポーツ参加の拠点づくりがあります。当協会と地域の関係団体が協働で事業を実施して様々なノウハウを共有しながら最終的には地域が主体となり事業展開することを目指しています。しかし、一緒にやるところまではスムーズにいくのですが、地域が主体となることはなかなか難しいです。青年会議所にはその課題を解決する可能性があると思っています。企業や活動団体の若手リーダーの集合体ですので、地域貢献に対する意識はとても高く行動力があります。さらにイベント実施の際は多様な職種の方を含め運営スキルが素晴らしいです。

  さて、パラスポーツ体験ブースは2日間担当しました。実施種目は卓球バレー、ボッチャ、車いすバスケットボール、フライングディスクの4種目でした。各ブースとの人が途切れることなく大盛況でした。下は未就学児からご高齢の方まで親子三世代と幅広い世代の参加がありました。協力団体として岩手県卓球バレー協会、岩手県作業療法士会、ラッセル岩手、岩手県障がい者フライングディスク協会などにお世話になりました。特に卓球バレー体験ブースは卓球バレーの選手が指導を担当する場面もありました。障がい当事者も運営の主体側に立つことにより、本人の達成感も大きくなるようです。この経験が当事者団体の活性化にもつながると期待しています。また、今回のパラスポーツ体験を通して参加された方々が共生社会に対して関心を持つきっかけとなり、様々な場面において障がいのあるなしに関わらず共に活動できるような機会につながればと思います。貴重な機会を提供いただいている北上青年会議所の皆様にあらためて感謝を申し上げます。