障がい者スポーツ情報サイト

期日：平成29年9月30日（土）

会場：大船渡市民体育館

レポート：

  毎年、新種目の体験希望があるということで今回、卓球バレーが初めて採用された。開催に向けて、市の教育委員会とスポーツ推進委員協議会と連携して、事前に卓球バレーの体験会や指導者養成講習会を実施した。これは、この大会開催準備だけではなく、近い将来、健常者と障がい者がともに参加できる大会開催に向けての取組みでもあった。

  さて、大会の方は地区別に13チーム80名以上（参加人数の多い地区は複数のチームに分かれてエントリー）の参加があった。卓球バレーとスカットボールリレーの2種目が本日の対象種目で最初は卓球バレーを行った。

  卓球バレーは13チームを3つのリーグに分けて、最初に簡単なルール説明をして、すぐに試合を行った。最初はおそるおそる打ち合っていたが、すぐに歓声が上がり始め、みるみる白熱した試合となった。予選リーグを行い、上位チームによる準決勝、決勝と進むに連れて、どんどん競技レベルも上がっているように思えた。

  今回の卓球バレー企画であるが、大いに盛り上がり、また、卓球バレー用具の購入要望があったと聞いている。特に日頃から運動をする機会の少ない高齢者にとっては（障がい者も同様であるが）、取組みやすい種目であるので、是非楽しんでいただきたいと思う。早いうちに教育委員会、スポーツ推進委員、そして市の体育協会と連携したユニバーサル大会が実現できるのではないかと思う。また、地域におけるスポーツ振興については、卓球バレーに限らず、障がい者と健常者を分けるのではなく、一緒にできることは一緒に楽しむスタンスで取り組むことが有効ではないかと感じている。